ここまでのストーリーを押さえていると、歌詞中の 「どれだけも吐いても言葉は言い足りないし」とあるのは、偽りの言葉だから、どんなに吐いても言い足りないのだと理解できますし、 「あんたに分かるかい?」という問いも不満の表れであることが理解できます。
ミュージックビデオでは、不気味な影のような人が出てくるのですが、おそらくそいつが 「音を盗む泥棒」なのではないかと思います。
また 人情の、表面からはとらえにくい微妙な事情や趣(特に男女間の微妙な情愛)を解さないことを意味します。
大丈夫だよ大丈夫 寝てれば何とかなるし どうしたんだいそんな顔してさぁ 別にどうともないよ 駅前で愛を待ち惚け 他にすることもないし 不誠実の価値も教えてほしいわ 言勿れ 愛など忘れておくんなまし 苦しい事だって何でも教えておくれ 左様な蜻蛉の一つが善いなら忘れた方が増し 詮の無いことばかり聞いてられないわ 言いたくないわ 大丈夫どれだけも吐いても 言葉は言い足りないし どうしたんだいあんたにわかるかい この憂いが 玄関で愛を待ち惚け 囁く声で喘いで 後悔の悔を教えてほしいわ 陽炎や 今日などどうか忘れておくんなまし 悲しい事無しの愛だけ歌っておくれ 終いは口付け一つが善いのも言わない方が増し 詮の無いことでも忘れられないわ 知りたくないわ 陽炎や 今日などいつか忘れてしまうのでしょう?苦しいの 左様な躊躇いの一つが愛なら知らない方が増し 詮の無いことだって聞かせてもっと 言勿れ 明日など忘れておくんなまし 苦しい事だって何度も教えておくれ 無粋な蜻蛉の一つでいいから、溺れるほどに欲しい 詮の無いことだって聞かせてもっと 愛して欲しいわ. しかしそれは大衆受けとはいえない愛の形だったのでしょう。
新曲「春ひさぎ」の分析 まずは新曲『春ひさぎ』を分析してみる。
後悔 こうかい すでに済んでしまった事柄について、あのときすれば(または しなければ)よかったと悔やむこと。
だから切なくも 「詮の無いことばかり聞いてられないわ」と綴られている。