っというのも、尺骨神経麻痺だけでは橈側2本の虫様筋が残存するため、純粋な鷲手とはならない。
この場合、正中神経の麻痺が多いですが、当院の適応症ではありません。
こちらのケースでは因果関係がはっきりしていますので、高齢者でなければ、脳梗塞などの心配が少ないものが多いです。
環小指の屈曲障害。
橈骨神経麻痺になったときに障害が起こるのは、以下の 3つの部位です。
状態 程度 グーに握った状態で手首を水平よりも上に持ち上げることができる 比較的軽症 グーに握った状態で手首を持ち上げると水平近くまであげられる 軽症~中程度 グーに握った状態で手首を持ち上げことはできるが、水平までは程遠い 中程度~重症 手首、指にわずかな動きはある 重症 手首は全く動かず、指を上にあげることも全くできない 重症 一部難治性の橈骨神経麻痺(後骨間神経麻痺) 橈骨神経麻痺に比べるとやや少ない疾患ですが、 後骨間神経麻痺(下垂指)という似た症状があります。