また、イベルメクチンは、インポーチン(Importin)という宿主細胞内の蛋白質を阻害することも分かっている。
この件について、大村智記念研究所感染制御研究センターの花木秀明センター長は、本誌の2020年6月の取材で、「科学的詳細が分からないためコメントする立場ではない」とした上で、「観察研究ではなく治験によって有効性を検証するべき」と回答。
オーストラリア・モナーシュ大学から発表された我が国の大村さんが開発した抗寄生虫薬イベルメクチンが、試験管内の実験系ではあるが新型コロナウイルスの細胞内での増殖を止めるという論文がメディアを騒がせている。
試験の終了時期は未定だが、その後の研究開発はMSDが担当することになる」と話していた。
まさに素人としかいいようのない凡ミスです。
未承認薬の使用は、被害救済制度対象外。
関連記事: イベルメクチンのSARS-CoV-2に対する作用機序について、花木センター長は、「イベルメクチンは、SARS-CoV-2のメインプロテアーゼに対する結合親和性が報告されている。