絵が好きで好きで,大学生として絵の勉強をしていた彼が,事故後は絵や大学が好きという気持ちも失い,周りの人のことのみならず何もかもわからなくなる。
一番胸がしめつけられたのは,「自分の話を誰も聞いてくれない」,「口から何度もハーという音を出す」周りからの疎外感に加え,家の中でも自分の話を聞いてもらえない,こんなところにいたくないと,家を出ようとする場面。
目の前に出されたお米は、「きらきら光る、つぶつぶ」としか思えなかった坪倉には、世界はどのように見えたのか……。
大学1年生のときに、事故ですべての記憶や知識を失った著者が、草木染作家として独立するまでの12年間をつづったノンフィクション。
食べる行為も寝ることも。
DVD• きれい。