本作は、そんなソール・ライターの晩年に密着したドキュメンタリー。
なぜ、彼はこんなにも親密さにあふれた自然な表情を次々とものにできたのでしょうか?そう思われた方は、ぜひ前述した映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」を見て下さい。
彼の作品は、左の耳をくすぐるようなものにしたいとのことです。
3つ目は構図がポスターっぽくて、50年代後半から60年代くらいなので、ロカビリーの世界からモダニズムにちょうど変換するくらいで、ムダをなくしてすっきりした、いかにもデザインぽい、1枚で壁に貼っておけるような文字の入り方が気になりました。
彼自身も「まるで盗撮をしているようだね」と苦笑しています。
人と違うことを厭わない感性。