また2015年から採用された国際的なガイドライン作成方法であるGrading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation システム(以下GRADE)は2017年以降も継続して使用されることになった。
最後に ガイドライン2000ではAEDを市民レベルで推奨、 ガイドライン2005は現在の30回胸骨圧迫して2回人工呼吸という手法が確立、 ガイドライン2010は市民レベルでは意識のない人に対しては呼吸の有無をチェックすることなく胸骨圧迫を行う、 そして現行の ガイドライン2015は 呼吸をしているかどうかわからない場合や心停止かどうかの判断に自信が持てない場合でも、心停止でなかった場合を恐れずに、ただちに心肺蘇生と AED の使用を開始することが強調されています。
胸骨圧迫のポイント 胸骨圧迫を行う場合、「押す位置」、「押す深さ」、「押す速さ」、「圧迫の解除」、「中断時間」に注意します。
以下は、一次救命処置の手順を図で表したものです。
電気ショック後は直ちに胸骨圧迫を再開します。
これは、ガイドライン2010以降統一した、気道の確保は「人工呼吸のために実施」する方法に統一したのだと思います。