1)胃X線検査 これまでのわが国で行われた研究をまとめると、X線検診を受けることにより、男性では61%、女性では50%の胃がん死亡率の減少が認められました。
指針に含まれている以上、バリウム検査を全く行わないというわけにはいきません。
それはなぜなのでしょう。
検査中に微妙な画像の反応を察知し、そこを狙ってしっかり医師がリアルタイムで撮影をチェックしながら見るのであればもっと成果は上がるでしょう。
胃がんは粘膜の表面から進行していくのですが、バリウム検査で見つけることができるのは早期胃がんのなかでも「粘膜下層」といって粘膜の表面よりも深くまで進行してしまったがんです。
かかる費用は胃の検査の中でもっとも高めですが、内視鏡を使って直接胃内部の状態を確認できるので、ポリープを発見した際にはその場で処置することができ、他の疾患の場合でもすぐに治療へと移行することができます。
まず、検査を行う医療機関側の都合がある。