とりわけ、警察・検察・裁判所・拘置所、そして弁護団が関わった司法の分野では、究明されるべき課題が数多くあるだろう。
もう1つは、死刑囚になるということは、その前に非常にむごい犯罪がされているわけだ。
身も蓋もない発言だが、私は基本そんなことをしても犯罪は無くならないと思っている。
植松死刑囚の作品も、寝屋川事件の山田浩二氏の作品も、作品性という観点からみると厳しい評価をされている。
それが実際に執行されたらどうなるのかという大きな問題が1つ。
そこで今開催されているのが 〈極限芸術-死刑囚の表現〉展である。
私は死刑囚表現展には以前から関心を持ってきたが、こういう取り上げられ方をされたのが残念で、それについて書いておこうと思った。