中国では、新型コロナウイルスに感染した患者に投与する臨床研究を行った結果、肺炎の症状などを改善させる効果が認められたと報告され、中国政府は、アビガンを新型コロナウイルスの治療薬の1つとして、治療指針に正式に採用する方針を明らかにしました。
抗インフルエンザ薬アビガン このうち、日本の製薬会社が開発したインフルエンザの治療薬「アビガン」は、レムデシビルと同様にウイルスがRNAをコピーするのを妨げる作用があります。
しかし、がんを治すための治療が、かえって免疫の働きを低下させてしまう場合があります。
最適な接種のタイミング 基本的にはできるだけ早めの接種を検討してください。
マラリアなどの治療薬として知られる「ヒドロキシクロロキン」や「クロロキン」について、アメリカやスイスの研究グループはおよそ9万6000人分の患者のデータを分析した結果、新型コロナウイルスの治療について、「効果は認められなかった」とする論文を5月、イギリスの医学誌「ランセット」に発表しました。
しかし免疫抑制状態患者では重症化率が非常に高いことなどを考えると、現時点ではワクチンの有効性が劣っている可能性があったとしてもワクチン成分に過敏反応などの禁忌がない限りはワクチン接種を勧めることになっています。
これまでに、新型インフルエンザのワクチン2品目について、「特例承認」が行われたことがあります。
土井洋平教授は「早く改善する傾向はあり、有効性がなかったという結論ではないと思う。