また、危険だと判断された場合は、腹腔鏡手術から開腹手術に切り替わる可能性があることもあります。
また、胆嚢摘出後は、胆汁の貯留ができずに下痢を引き起こす場合もあるのでそのような術後の変化を説明しておくことも、退院後の生活でも不安を取り除くために必要なことです。
実際の手順としては、腹部エコーで肝臓に胆嚢が固定されている位置を確認しながら、注射器と接続させた針先を胆嚢の中に誘導し、中に溜まった胆汁を胆嚢がしっかりとしぼんで中の圧力が取れるまで吸引します。
それではガイドラインに挙げられている急性胆嚢炎の治療方法を挙げてみましょう。
報告によれば、 急性胆管炎の死亡率は2. 胆のう周囲の組織に炎症がどの程度波及しているかを調べることができる• まれではありますが、胆石以外の急性胆嚢炎の原因として、胆嚢にできた腫瘍が胆嚢の出口を塞ぐことで起きる場合などもあります。
胆石の嵌頓により胆嚢管閉塞が起こると、胆汁はうっ滞あるいは逆流してしまい、細菌感染を起こして重症化する危険もあります。
胆嚢炎では胆嚢の位置する右の肋骨下を押さえながら息を吸ってもらうと、痛みが増強してある程度のところで吸えなくなってしまう、特徴的な症状が診察時に観察されます Murphy兆候といいます。