人命が第一。
飼い主は「ペットも家族なのに」と嘆くが、新型コロナウイルスの影響で支援の手が届きにくいのが実情だ。
行方不明者の捜索など、常時出動できる態勢を整えておく必要がある警察犬。
7月4日、球磨川と支流の川辺川の合流地点にある訓練所は犬舎や事務所が屋根まで水没。
高沢地区の住民の家で犬猫の捜索をする間に、避難住民をピストン輸送したという。
最初の1週間は電気も通らず、これからは浸水した部分のカビや悪臭が心配だという。
「オビディエンス(服従訓練)の一つ、脚側行進から始めます」。
(読売新聞 2021年4月18日 読売新聞掲載 熊本支局・岡林嵩介) 無断転載禁止. 中央は開田宏所長 7月の豪雨で、警察犬や災害救助犬を数多く輩出してきた人吉警察犬訓練所(熊本県相良村)も川の氾濫で壊滅的な被害を受けた。