それを見ていて唖然とする静一をよそに微かに微笑を浮かべたあとで静子は取り乱して悲鳴を上げます。
言い訳を続ける蓮実ですが、次々にボロが出ます。
そんなある日、二人を見つけた静子が追いかけてきたのです。
これが一時的なものなのか、それとも完全に記憶が失われていて、これからまた家族や親族との関係を再構築していかなくてはならないものなのかどうかはわからない。
彼女は日常生活が粉々に破壊されることを恐れていないのだろうか。
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吹石が静一に一切関わらなくなってしまうとなると、いよいよ静一が救われる目が潰えてしまう。