・健康管理を必要とする「一定年齢以上の希望者を対象」とする場合は、福利厚生費で処理可能である。
健康診断や人間ドックの費用が非課税になる条件の一つに、全従業員を対象にしたものです。
しかし、国税不服審判所は以下の判断により、人間ドックの費用は役員賞与に該当するため、経費に認められないという税務当局の主張を認めています(平成28年9月20日)。
一般的に2日コースの人間ドックの場合、 6~7万円が相場といわれていますので頭に入れておきましょう。
では、人間ドックの費用はどうでしょうか? 先ず、健康診断と人間ドックの違いですが、健康診断が一般的な病気のおおまかなチェックであるのに対し、人間ドックはより多くの臓器を対象に詳しい検査を行いますから、それだけに病気の早期発見に効果があります。
この場合、 検診費用の補助が受けられる可能性があります。
特定の者だけに利益供与していると解釈されます。
したがって、インフルエンザの予防接種代は福利厚生費として経費にできます。