73手目。
名人挑戦に王手をかけていた久保・豊島はどちらも共にB級1組から昇級した直後であり、奇しくも挑戦に最も近づいていた2者(両者とも勝っていれば2者だけのプレーオフ、どちらか一方のみであれば挑戦者決定であった)が、パラマス方式のプレーオフで5勝しなければならない最も不利な立場となってしまった。
佐藤天彦『理想を現実にする力』、2017年、134-135頁。
そして最終戦の結果、3勝6敗勢の中で一番順位の低かったが名人位含めて22期連続維持していたA級から陥落した。
珍しく2局連続同じ対戦相手である。
中原誠最短記録で名人に(第30期) は、1966年のにデビューすると前述加藤と同様最短記録タイとなる4期でA級となる。
その後9連覇を果たす。
その後、現在に至るまで10代のA級棋士は現れていない。