たった1回きりの計測が基準値を超えると、すかさず高血圧と思い込み、降圧剤を飲まなくては、などと思う必要はありません。
心拍数が減り脈拍も下がるので、心臓や血管への負担が軽くなります。
細い動脈(末梢血管)の動脈硬化により、しなやかさが失われると結果として血液が先に流れないため、太い血管にも高い圧力がかかる(残る)ようになり、下の血圧が上がります。
これが拡張期血圧、いわゆる下の血圧のことです。
血圧が140/90を超えると、脳卒中だけでなく や、などの発症率が高くなることも世界中のさまざまな研究によって明らかになっています。
高血圧が長く続くと、動脈硬化が進み心筋梗塞や脳卒中の危険性が高くなります。
(家庭で測る場合は85mmHg以上) 心臓から血液が血管に向けて送り出された後の状態における 血管にかかる圧力が大きい状態を示しています。
ですから一概に下の血圧は無視していいとは言えませんが、、、、 やはり上の血圧がコントロール良好なところに、下の血圧を下げるためにむやみやたらに血圧の薬を増やすのは良くないし、適切な運動をしつつ塩分などの生活習慣の改善を行い、その中でふらつき等の上の血圧が下がることによる症状が出ないかを慎重に見ながら、ある程度下の血圧が高いのは許容(妥協?)するのが現実的なのかもしれません。