また、血小板が抗凝固剤として使われるEDTAで凝集する方がおられ、極端な低値となる場合があります。
無自覚とはいえ、ALTの数値が高ければ肝細胞に異常が起こっていることは事実です。
脂肪肝の場合、アルコール性ではAST>ALTとなり、過食などによるものの場合AST<ALTとなります。
骨格筋・心疾患の場合は、AST (GOT 値がALT(GPT 値よりもかなり高い値を示す場合が多いです。
低栄養、栄養の吸収障害など蛋白の不足で低下する他、肝臓・腎臓・免疫機能の障害により、身体の代謝に異常があると増減します。
そして、ビタミンB6はこの酵素の補酵素となります。
肝炎などによる急性肝炎では、初期はAST>ALTとなりますが、改善とともにAST<ALTで推移します。