「がんばったな、自分」と寝る前に布団の中で涙すると、今度は小さかった頃の翔子が頭をナデナデしてくれました。
状況をよくするための努力とかしてる?他のレビューにもありますが冷静に話し合える準備をしたり、離婚するならするで収入を得るための準備をしたり。
「パパとママと一緒がいい、お願いだから」 ケイが自画像と同じように泣いている。
ラストまで読んで、結局愛はなくても離婚しないという決断に至ったこの夫婦を見て、正直【え、それでいいの?】というモヤモヤはとてもあります。
「あなたとは生きていけない!別れよう!」 そう言えた自分がうれしくてたまらない志保。
そんな人間というものに自分はどう向き合っていけばいいのか? 臭い物に蓋をするだけでいいのか? 道から外れたものを切り捨てるだけでいいのか? そんな事を考えさせる作品だったと思っています。
それならば…、実行の時が来たかもしれない。